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<スズケンDIアワー> 平成23年10月20日放送内容より スズケン

ビスフォスフォネート系骨粗鬆症治療薬 ミノドロン酸水和物4週1回投与製剤


武蔵藤沢セントラルクリニック院長
和田 誠基

 本日は、骨粗鬆症の治療におけるミノドロネートの役割について、お話をさせていただきます。

icon 骨粗鬆症治療の現況

 ご存じのように、骨粗鬆症患者は非常に増加してきています。その内訳は、男女比が2対1で、女性の方々が大部分です。その重篤な合併症である大腿骨頸部骨折は、5年ごとに集計されていますが、今もって増加しつつあります。
 この原発性骨粗鬆症の診断ですが、まず重要なことは、続発的に骨を減らし、骨粗鬆症化をもたらすさまざまな内科疾患、内分泌疾患を除外した上で診断する必要があるということです。
 例えばバセドー病、副甲状腺機能亢進症など、さまざまな原因で骨量が減り、骨折してしまう場合があります。それらを除外して骨密度あるいは椎体の変形などから骨粗鬆症と診断するわけです。
 2006年の骨粗鬆症予防治療ガイドラインでは、アレンドロネート、リセドロネートというビスフォスフォネート製剤がファーストラインの治療薬として取り上げられました。またそれに加えて、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)が、塩酸ラロフェキシンとして推奨されました。
 約5年が経過した現在では、副甲状腺ホルモン(PTH)、あるいはミノドロン酸という新しい骨粗鬆症の治療薬が市場に登場し、ガイドラインが見直されつつあります。
 現在の骨粗鬆症治療薬の主体をなすのは、骨吸収抑制剤です。塩酸ラロフェキシン、アレンドロネート、リセドロネート、また海外ではイヴァンドロネート、ゾレドロネートという種々の骨吸収抑制剤が用いられ、大規模な臨床試験の中でその有効性が示されています。しかしながら、いずれの試験も海外での欧米人を主体とした臨床成績ですので、日本人固有の食生活、生活習慣の中で本当に有効性を示すのか、骨折を抑制できるのかという疑問点があったわけです。その解決を目的として、ミノドロン酸水和物は1mg製剤が日本人の骨折抑制試験に供せられました。

 

提供 : 株式会社スズケン



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