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<スズケンDIアワー> 平成23年11月10日放送内容より スズケン

COPD治療用吸入剤 インダカテロールマレイン酸塩


千葉大学大学院呼吸器内科教授
巽 浩一郎

icon 有害事象について

 効果がある薬剤では常に有害事象の程度が気になるところです。 有害事象としてのCOPDの悪化は、どちらかというと、悪化を起こすような症例がその群にどのくらい含まれていたかになりますが、各群で有意差はありませんでした。 また、吸入による有害事象とも考えられる咳嗽の程度にも、各群で有意差は認めていません。

インダカテロール1年の投与は重大な問題なし

 このスライドは別の研究結果ですが、β2刺激薬吸入ではその特有の副作用として振戦と頻脈が気になるところですが、そのどちらもフォルモテロールと比較して有意差はなく、また1%以下という頻度で、重大な有害事象はなさそうです。

 COPD治療におけるインダカテロールの効果をまとめますと、長時間作用型抗コリン薬であるチオトロピウムと同等の気管支拡張効果を有する長時間作用型β2刺激薬、LABAである。持続性があり、速やかな効果発現が期待される。労作時息切れを改善する。安全性は問題なさそうである。 これらのことから、われわれはCOPD治療の新しい選択肢を一つ手にいれたことになると思います。

 

提供 : 株式会社スズケン



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