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<スズケンDIアワー> 平成24年2月23日放送内容より スズケン

添付文書の中の副作用(30) 腎盂腎炎と急性腎不全


帝京大学名誉教授
清水 直容

icon インフリキシマブ(遺伝子組換え)

 これは抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤(239)です。230代は消化器官用医薬品です。
 その他の副作用欄を読みますと、副作用が認められた場合には中止するなど適切な処置を行うの種類の泌尿器の欄には、腎盂腎炎という副作用が書いてあります。


icon エタネルセプト(遺伝子組み換え)

 これも遺伝子組換えで完全ヒト型可溶性TNFα/LTαレセプター製剤(399)です。390代はその他の医薬品の代謝性医薬品です。
 その重大な副作用欄に急性腎不全があり、その他の副作用欄を読みますと、「次のような症状があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には中止するなど、適切な処置を行う。」また、種類の泌尿器欄を見ますと、頻度1%未満として腎盂腎炎の記載があります。


icon クラドリビン(遺伝子組換え)

 これは抗悪性腫瘍剤(429)ですが、420代は腫瘍の医薬品であります。
 重大な副作用欄に急性腎不全とあり、頻度不明ですが、急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には中止し、適切な処置を行うと記載されています。
 また、その他の副作用欄で、頻度は異なりますが、泌尿器のところを見ると、出血性膀胱炎などの記載もあります。
 なお、頻度不明の欄の感染症のところに、細菌尿、腎盂腎炎、アデノウイルス性出血性膀胱炎、細菌性膀胱炎、膀胱炎の記載もあります。


icon トリシズマブ(遺伝子組換え)

 これも遺伝子組換えのものでありますが、ヒト化抗ヒトIL−6レセプターモノクロナール抗体(639)で、630代は生物学的製剤であります。
 副作用欄に次のような副作用があらわれた場合には、休薬・中止などの適切な処置を行うとしてあり、泌尿器の欄に0.5%から1%未満として腎盂腎炎が書かれています。

 

提供 : 株式会社スズケン



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