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<スズケンDIアワー> 平成24年3月29日放送内容より スズケン

話題の新薬2011-(4)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では、新しく薬価収載された薬について解説しております。

icon アルツハイマー型認知症治療薬;メマンチン塩酸塩

 まず、アルツハイマー型認知症治療薬;メマンチン塩酸塩についてお話しします。

メナンチン塩酸塩の構造式

 この薬はドイツで開発されたグルタミン酸受容体サブタイプの一つであるNMDA受容体に拮抗性を有し、受容体親和性は低く、その作用は膜電位依存性で、2011年1月に薬価収載されました。
 効能・効果は中等度及び高度のアルツハイマー型認知症における認知症状の進行の抑制です。
 1日1回5㎎を経口投与し、1週間ごとに5㎎ずつ増量し、1日1回20㎎までです。副作用は37%に見られ、目まい、便秘などです。


icon アルツハイマー型認知症治療薬;ガランタミン臭化水素酸塩

 アルツハイマー型認知症治療薬;ガランタミン臭化水素酸塩についてお話しします。

ガランタミン臭化水素酸塩の構造式

 この薬はマツユキソウの球根から単離された第3級のアルカロイドで、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用によって脳内アセチルコリン濃度を上昇させるとともに、既存薬にないアロステリック部位に結合し、受容体の活性を増強させ、認知症状の進行を抑制します。
 1日8㎎を経口投与から開始し、4週間後に1日16㎎まで増量します。
 副作用は58%に見られ、悪心、嘔吐などです。


icon 痛風、高尿酸血症治療薬;フェブキソスタット

 次に、痛風、高尿酸血症治療薬;フェブキソスタットについてお話しします。

フェブキソスタットの構造式

 この薬は1991年、プリン骨格を有さない新規のキサンチンオキシダーゼ阻害薬として開発されました。既存のアロプリノールなどと同様の作用機序ですが、尿酸値の低下速度がより速いとされ、2011年に認可されました。
 1日10㎎から始めて、維持量は40㎎を経口投与します。
 副作用は22%に見られ、関節痛などです。

 

提供 : 株式会社スズケン



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