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<スズケンDIアワー> 平成24年5月17日放送内容より スズケン

クリオピリン関連周期性症候群治療薬 カナキヌマブ(遺伝子組換え)


横浜市立大学大学院発生育成小児医療学教授
横田 俊平

icon カナキヌマブの作用機序

 そうであれば、すなわちCAPSの炎症の原因が過剰なIL-1βによるのであれば、CAPSの子どもさんは、このIL-1βを特異的に中和することで、炎症も起こさなくて済むことになります。たいへんタイムリーにIL-1βに対するモノクローナル抗体が開発されたのです。

カナキヌマブの作用機序

 そこで私たち横浜市立大学の小児科医は、京都大学、九州大学の小児科の先生とともに、CAPSの患児を対象にヒト型抗IL-1βモノクローナル抗体(一般名カナキヌマブ、商品名イラリス)の臨床試験をすすめました。
 カナキヌマブのヒトIL-1βへの特異的な結合力はきわめて強いので、IL-1βがレセプターへ結合するときに、その結合を強力に阻害します。したがってIL-1β依存性の炎症シグナルは遮断されることになります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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