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<スズケンDIアワー> 平成24年6月28日放送内容より スズケン

話題の新薬2012-(1)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では、新しく薬価収載された新薬について解説しております。

icon アルツハイマー型認知症治療貼付薬;リバスチグミン

リバスチグミンの構造式

 リバスチグミンは可逆的で強力なコリンエステラーゼ阻害作用を呈し、中枢移行性の高いフェニルカルバメート化合物です。最初は経口剤でしたが、消化器症状が強いので、経皮吸収薬として開発され、2011年の4月に認可されました。
 効能・効果は軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症状の進行の抑制です。1日1回4.5㎎から開始して、4週ごとに4.5㎎ずつ増加し、維持量は1回18㎎です。
 副作用は84%で見られ、貼付部位の紅斑と掻痒感です。重大な副作用としては、狭心症や心筋梗塞などが見られることがあります。


icon うつ病治療薬:エスシタロプラムシュウ酸塩

エスシタロプラムシュウ酸塩の構造式

 1980年代から海外ではうつ病治療薬として、選択的セロトニン再取り込み阻害薬などが用いられてきました。この薬は、セロトニントランスポーターに選択性が高く、またセロトニン以外の神経伝達系への影響が少ないとされています。
 1日1回10㎎を夕食後、経口投与いたします。
 副作用は74%に見られ、悪心、傾眠などであり、重大な副作用としては、けいれん、セロトニン症候群などの見られることがあります。


icon パーキンソン病治療薬;プラミペキソール塩酸塩水和物

プラミペキソール塩酸塩水和物の構造式

 この薬は、非麦角系のドパミン作動薬であり、徐放性で1日1回投与が可能であり、患者の利便性及び服薬遵守性を向上させます。1日1回0.375㎎から始めて、1週ごとに0.75㎎ずつ増量し、維持量は1.5ないし4.5㎎です。
 副作用は63%に見られ、傾眠、悪心などであり、重大な副作用としては、幻覚、突発性の睡眠などの見られることがあります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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