→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成24年7月26日放送内容より スズケン

日本ジェネリック医薬品学会 第6回学術大会


東邦大学心臓血管外科教授
小山 信彌

icon その他のセミナーから

 そのほかに、今回は、ランチョンセミナーだけでなく、モーニング、イブニングセミナーが企画いたしました。
 イブニングセミナーでは在宅医療でのがん診療におけるチ-ム連携と題して、今回の改定でも大きく評価された、薬剤師の在宅医療について、取り上げました。今後、薬剤師は在宅の分野にかなり進出することになると思うので、在宅医療での癌診療におけるチーム連携をどのようにしていくのかについて、聖路加、北大病院、薬局の立場から、お話しいただきました。
  2つ企画したモーニングセミナーのうち、一つは現場の医師を中心としたもので、医師の立場から見たジェネリック医薬品普及の課題と解決策は何なのかをテーマとしたもので、日本医大の喜多村先生のお話を聞きました。
 もう一つのモーニングでは、バイオシミラーをテーマに取り上げ、薬事審議委員会にバイオシミラーが申請された場合、どう対応していくのかという話をしていただきました。今後の大きな問題として大変多くの方の参加をいただき、いずれの会場も立ち見が出るほど盛況でした。
 恒例のランチョンセミナーは、初日と2日目でそれぞれ3つずつ組みました。初日は、ジェネリック医薬品と医療安全について、横浜市立大病院の薬剤部の小池先生に講演いただきました。
 また、医療経済分野に詳しい国際医療福祉大学薬学部の池田先生には、医療経済に基づく標準治療薬の使い分けについてお話しいただき、浜松医大の川上先生には、診療報酬改定によってジェネリック医薬品の普及にどう影響したのかについて、講演してもらいました。
 2日目は、薬剤師で医療情報技師でもある杏林大学病院の若林先生から、今大会のテーマである「情報」について、薬剤師の視点よりも、医療情報技師の立場で大変興味深いお話を聞けました。
 また、昨年の東日本大震災を踏まえ、災害時の薬学的管理、薬剤師の活躍が期待される在宅での共同薬物治療管理(CTDM)をテーマとして「災害事例に学ぶ薬剤師による薬学的管理」を東大医薬品情報学の澤田先生講演していただきました。

icon 今大会の意義

 今回の大会は900名を超える参加者があり、各会場立ち見が出るほど盛況でした。参加していただいた先生方にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
 ジェネリック医薬品を普及させる上での医師、薬剤師、製薬企業・卸の役割を改めて議論した意味深い大会になったと感じております。東京都保険医協会が作成した、ジェネリック医薬品に対するネガティブなポスターなどにみられるように、一部の医師でジェネリック医薬品に対する理解がまだ十分ではないと感じています。この点に関しては、薬剤師の役割が、一番大きいと思っています。ジェネリック医薬品の普及は、薬剤師がキャスティングボードを握っているといっても過言ではありません。いままでMRが出していた情報は、薬剤師が発信するべきだと考えています。今後、病棟に出ていく薬剤師が増えていく中で、その役割はますます大きくなると思います。
 製薬企業・卸については、医療機関の薬剤師、調剤薬局にどうやって的確に情報を伝えられるのかが大きな課題だと考えます。
 今大会は、さらなるジェネリック医薬品の普及に向け、品質・供給・薬価等についての問題点や課題について関係者が一堂に会して熱く議論し、互いに情報共有できる場になったと思っております。今後さらなるジェネリック医薬品の普及に少しでもお役に立てるように努力していきたいと考えております。

 

提供 : 株式会社スズケン



前項へ 1 2 3