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<スズケンDIアワー> 平成24年8月30日放送内容より スズケン

添付文書の中の副作用(32) 腎性尿崩症


帝京大学名誉教授
清水 直容

icon バゾプレシン分泌低下症(尿崩症)の病態

バゾプレシン分必低下症の診断の手引き

 症状ですが、尿量が1日3000mL以上になり、そのため、のどが渇き、飲水量が増加するのでありまして、これらはこれまでにお話ししました高カルシウム血症、低カリウム血症、慢性腎不全によっても起こります。多尿、口渇、多飲、頻繁な飲水、1〜2時間ごとの夜間の頻尿、水は冷水を好む傾向であります。
 徴候としまして、進行すると体液が減少し、発汗も減少、皮膚・粘膜が乾燥、微熱があらわれ得るのであります。
 検査は、尿は尿量、尿の浸透圧、尿中アクアポリン2、尿中バゾプレッシン、血液生化学としてはクレアチニン、血清尿素窒素、ナトリウム、血漿の浸透圧、尿酸、血中AVPの測定ができるのであります。
 病態としては、ADHの腎における作用に拮抗する医薬品が本日のNDIの病態と理解できましょう。
 鑑別診断ですが、多尿は中枢性尿放症、心因性多飲症、糖尿病でも見られます。
 添付文書にその記載のある医薬品は、JAPIC医療用・一般用医薬品集2012のCD-ROMの検索によりました。商品名で22品目、一般名で7品目ありました。

 

提供 : 株式会社スズケン



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