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<スズケンDIアワー> 平成24年9月13日放送内容より スズケン

医薬品・医療機器等安全性情報―最近の話題(29)-子宮頸がん予防ワクチンの安全対策について-


NTT東日本関東病院 薬剤部長
折井 孝男

icon はじめに

 子宮頸がん予防ワクチンの副反応は、「ワクチン接種緊急促進事業実施要領」に基づき因果関係を問わず厚生労働省に報告されます。そして、専門家の会議で議論され、発現状況について公表されています。

子宮頸がん予防ワクチンの安全対策について

 子宮頸がん予防ワクチンの副反応である失神・血管迷走神経反射については、販売開始より添付文書において注意喚起が行われています。しかし、症例が多数報告され二次被害に至った症例が認められていることから、その発現状況と安全対策について今回紹介するとともになお一層の注意が必要です。また、2価及び4価HPVワクチンが交互接種、つまり誤って接種された事例も認められていることから併せて注意が必要です。
 子宮頸がん予防のヒトパピローマウイルスワクチン(以下「HPVワクチン」)については、小児用肺炎球菌ワクチン、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型ワクチン(ヒブワクチン)とともに、平成22年11月からワクチン接種緊急促進事業が実施されています。このワクチン接種緊急促進事業でのワクチン接種後の副反応については、「ワクチン接種緊急促進事業実施要領」に基づいて因果関係を問わず接種後の一定の範囲の副反応を厚生労働省に報告することとしています。
 報告された副反応については、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会及び子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会を合同で開催し(以下「合同検討会」)、安全性等について検討を行い公表しています。今回は、HPVワクチン接種後の副反応のうち、転倒による怪我等の二次被害が報告されている失神の発現状況及びHPVワクチンの交互接種(誤った接種)に関する注意喚起について紹介します。

 

提供 : 株式会社スズケン



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