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<スズケンDIアワー> 平成24年10月4日放送内容より スズケン

話題の新薬2012−(2)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では、新しく薬価収載された新薬について解説しております。

icon 慢性閉塞性肺疾患の治療用吸入薬;インダカテロールマレイン酸塩

インダカテロールマレイン酸塩の構造式

 慢性閉塞性肺疾患の治療用吸入薬;インダカテロールマレイン酸は、新規の長時間作用性の吸入アドレナリンβ2受容体作動薬でありまして、吸入5分以内に効果が発現し、しかも1日1回吸入で、気管支拡張作用が24時間持続します。2011年7月に承認されました。
 効能・効果は、慢性閉塞性肺疾患の気道閉塞症状に伴う諸症状の寛解で、1カプセルを1日1回、本薬に附属した吸入器具を用いて吸入させます。副作用は12%に見られ、せきなどであり、重大な副作用としては重篤な血清カリウムの低下などの見られることがあります。


icon プロトンポンプ阻害性の消化性潰瘍治療薬;エソメプラゾールマグネシウム水和物

エソメプラゾールマグネシウム水和物の構造式

 プロトンポンプ阻害性の消化性潰瘍治療薬;エソメプラゾールマグネシウム水和物は、オメプラゾールの一方の光学異性体を含有するプロトンポンプ阻害薬です。
 既存のオメプラゾールに比べて薬物動態及び薬力学作用の個体間の変動が少ないとされています。従来のオメプラゾールの効能に加えて、非ステロイド性抗炎症製剤による胃・十二指腸潰瘍の再発抑制が加わりました。原則として、1日1回、20rを経口投与しますが、症状によって用量、使用制限期間などが異なります。副作用は12%に見られ、下痢、CK上昇などです。


icon U型糖尿病治療薬;リナグリプチン

リナグリプチンの構造式

 U型糖尿病の治療薬;リナグリプチンは、DPP−4阻害薬であり、DPP−4に対して高い選択性を有し、長時間作用が持続します。
 効能・効果は、食事療法、運動療法等で十分な効果の得られないU型糖尿病です。
 成人では1日1回、5rを経口投与します。副作用は12%に見られ、便秘、鼓腸などであり、重大な副作用としては低血糖症状などの見られることがあります。


icon U型糖尿病の治療配合薬;アログリプチン安息香酸塩/ピオグリタゾン塩酸塩

 同じくU型糖尿病の治療配合薬;アログリプチン安息香酸塩/ピオグリタゾン塩酸塩配合薬についてお話しします。

アログリプチン安息香酸塩/ピオグリタゾン塩酸塩の構造式

 この薬は、DPP−4阻害薬であるアログリプチン安息香酸塩とインシュリン抵抗性改善薬であるピオグリタゾン塩酸塩の配合薬です。
 成人では、1日1回、1錠を朝食前または朝食後に服用します。副作用は26%に見られ、検査値の異常などです。

 

提供 : 株式会社スズケン



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