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<スズケンDIアワー> 平成24年10月4日放送内容より スズケン

話題の新薬2012−(2)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

icon 関節リウマチ治療薬;ゴリムマブ(遺伝子組換え)

ゴリムマブ(遺伝子組換え)の構造式

 関節リウマチの治療薬;ゴリムマブ(遺伝子組換え)は、免疫介在性炎症性疾患の治療用に開発されたヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体です。
 従来の治療法で効果の見られない関節リウマチが対象となります。メトトレキサートを併用した場合には、4週に1回、50rを皮下に注射します。併用しない場合には、4週に1回、100rを皮下に注射します。副作用は77%に見られ、罹咽頭炎などであります。


icon 4週1回投与型骨粗鬆症治療薬;ミノドロン酸水和物

 4週に1回投与型の骨粗鬆症治療薬;ミノドロン酸水和物についてお話しします。

ミノドロン酸水和物の構造式

 この薬は、本邦で創薬された経口ビスフォスフォネート系の薬剤で、側鎖に環状イミダゾピリミジン基を配した化学構造を有し、骨に対して強力な薬理作用を呈します。 4週間に1回、起床時に十分量の水とともに服用させ、30分は横にならず、また禁食とします。副作用は13%に見られ、胃腹部の不快感、胃炎、腹痛などです。


icon 過活動膀胱の治療薬;ミラベグロン

 過活動膀胱治療薬;ミラベグロンについてお話しします。

ミラベグロンの構造式

 過活動膀胱に対しては、汎用されているムスカリン受容体拮抗薬は副作用の点で難点が見られています。この薬は、選択的β3アドレナリン受容体作動薬で、膀胱弛緩作用により蓄尿効果を更新させるとともに、排尿効果には影響を与えません。
 成人では50rを1日1回食後に経口投与します。副作用は26%に見られ、γ-GTPの上昇などです。

icon 皮膚T細胞性リンパ腫治療薬;ボリノスタット

ボリノスタットの構造式

 皮膚T細胞性のリンパ腫治療薬;ボリノスタットは、世界最初の経口投与が可能な強力なヒストン脱アセチル化酵素阻害薬です。抗悪性腫瘍薬であり、オーファンドラッグであります。全例調査の条件がついています。
 成人では1日1回、400rを食後に投与します。副作用は93%に見られ、下痢、疲労感などです。

 

提供 : 株式会社スズケン



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