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<スズケンDIアワー> 平成24年10月11日放送内容より スズケン

関節リウマチ治療薬 イグラチモド


東京大学アレルギー・リウマチ内科教授
山本 一彦

icon イグラチモドの作用機序

 2012年9月に上市されました、イグラチモド錠(商品名:ケアラムR錠25mg)について解説いたします。

イグラチモド錠

 イグラチモドは国内で創製された、化学構造上クロモン骨格に2種のアミド基を導入した新規の抗リウマチ薬です。国内では約10年ぶりの新規DMARDになります。イグラチモドは、単剤での有用性に加え、リウマチの世界標準薬であるMTX併用下での有効性と安全性が確認されたことから、2012年6月に関節リウマチを効能・効果に製造販売承認を取得しました。用法・用量は、副作用を軽減することを目的にはじめの最低4週間は1日1錠で開始し、その後1日2錠に増量いたします。

作用機序

 イグラチモドの作用機序は、Bリンパ球に直接作用しIgGやIgMといった免疫グロブリンの産生を抑制し、また単球/マクロファージに作用し、TNFα、IL−1β、IL−6などの炎症性サイトカインの産生を抑制することで、抗リウマチ作用を発揮します。これらの作用は、炎症性サイトカインや免疫グロブリンのmRNA 発現低下を伴っており、転写因子NFκBの活性化抑制を介した作用であることが示唆されています。このような作用が免疫抑制的な作用や抗炎症作用の発現につながり、結果として関節リウマチ患者でみられる過剰な免疫応答や炎症・疼痛反応を抑制するものと考えられています。

 

提供 : 株式会社スズケン



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