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<スズケンDIアワー> 平成24年11月15日放送内容より スズケン

COPD治療薬 ホルモテロールフマル酸塩水和物


東北大学大学院呼吸器内科学教授
一ノ瀬 正和

 ホルモテロールフマル酸塩水和物(以下ホルモテロール、商品名:オーキシス)について解説します。

icon COPDの病態

 ホルモテロールは慢性閉塞性肺疾患(以下COPD)治療薬ですので、COPDに関してご説明いたします。

COPDの炎症と形態変化

 COPDは喫煙が原因となって肺に炎症が起こり、閉塞性肺障害すなわち息が吐きづらくなる病気です。たばこの煙によって肺の中の細い気管支が炎症を起こし内腔が狭くなったり肺胞が傷害を受けて、それによって低酸素欠症のような病態を来してしまします。 COPD患者は、現在、日本でどのぐらいかという疫学に関しましては、2004年に報告があり、日本人の40歳以上の530万人と、かなりの患者数が見込まれています。しかし、この疾患の症状(せき、たん、労作時、階段を上った後などの息切れなど)は加齢による変化と見逃されることが多く、病院で管理を受けている、治療を受けている患者が少ないという特性を持った病気です。しかし、COPDは、放置するとどんどん進行してしまいます。最初はせきやたん、あるいは軽い息切れ程度だったのが、そのうちに平らなところを歩くときでも苦しくなってしまったり、あるいはその衣服を脱いだり、食事をしたりといった簡単な日常動作でも苦しくなってしまうこともある疾患ですので、早期に診断、治療を開始することが重要な疾患です。

 

提供 : 株式会社スズケン



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