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<スズケンDIアワー> 平成25年3月28日放送内容より スズケン

話題の新薬2012−(4)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では、話題の新薬について解説しております。

icon パーキンソン病治療薬;アポモルヒネ塩酸塩水和物

アポモルヒネ塩酸塩水和物の構造式

 この薬は、パーキンソン病では初めての皮下注射薬で、脳内のドパミンD1、D2様受容体に作用する麦角構造を有さないドパミンアゴニストで、2012年5月に承認されたオーファンドラッグです。
 効能・効果は、パーキンソン病におけるオフ症状の改善です。 初め、1日1回1rから開始して、症状を観察しながら1rずつ増量し維持量を定め、その後は症状に応じて適宜増減をして、最高使用量は1回6rです。 副作用は82%に見られ、傾眠、悪心などです。


icon 嚢胞性線維症の肺機能改善薬;ドルナーゼアルファ(遺伝子組換え)

ドルナーゼアルファ(遺伝子組換え)の構造式

 この薬は、細胞外のDNAを切断する天然のヒトデオキシリボヌクレアーゼをもとに精製した遺伝子組換え型のヒトDNA分解酵素製薬でオーファンドラッグです。 1回2.5rを1日1回、ネブライザーを用いて吸入させますが、症状に応じて1回2.5rを2回まで投与できます。副作用は48%に見られ、咽頭炎などです。


icon 骨粗鬆症治療薬;アレンドロン酸ナトリウム水和物

アレンドロン酸ナトリウム水和物の構造式

 ビスフォスフォネート系化合物は、骨組織において破骨細胞を介して骨吸収を阻害いたします。4週に1回の点滴静注用の薬剤であり、新規の剤形追加薬として承認されました。
 確信のついた骨粗鬆症を対象としますが、男性患者においては安全性及び有効性はまだ確立されていせん。4週間に1回、900μgを30分以上かけて点滴静注します。
 副作用は13%に見られ、消化管障害などです。また、重大な副作用として肝機能障害、低カルシウム血症などの見られることがあります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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