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<スズケンDIアワー> 平成25年4月18日放送内容より スズケン

アレルギー性鼻炎治療用配合剤 フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン


藤田保健衛生大学 耳鼻咽喉科教授
内藤 健晴

icon アレルギー性鼻炎の現状

 花粉症を初めとするアレルギー性鼻炎は、今や国民病とも言われるように有病率が30%を超え、近年患者さんが著しく増加している疾患です。生死に関わる疾患ではありませんが、生活の質すなわちQOLを大きく損ない、労働生産性にも多大な影響を及ぼすことが問題視されています。
 アレルギー性鼻炎の3大症状はくしゃみ、鼻汁、鼻閉ですが、このなかでも鼻閉は、つらい症状でありながらもその認識が低く、患者さん自身が治療の必要性に気づいていない場合もあると指摘されています。

アレルギー性鼻炎患者さんの鼻閉症状の程度

 アレルギー性鼻炎を診療する医師に対して行ったインターネットによるアンケート調査の結果では、抗ヒスタミン薬を処方する12歳以上の患者さんを10名以上診療する医師300名を対象に、アレルギー性鼻炎患者さんの鼻閉症状の程度について訊ねたところ、何らかの鼻閉症状を有する患者さんは78%にのぼり、中等症以上の鼻閉症状を有する患者さんについても50%以上いると報告されています。

icon アレルギー性鼻炎に伴う鼻閉の薬物治療

 こちらは、2013年1月に発刊された最新の『鼻アレルギー診療ガイドライン第7版』で示されている「重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択」です。

重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択

 通常、経口薬においては第2世代抗ヒスタミン薬をベースに、ケミカルメディエーター遊離抑制薬、抗ロイコトリエン薬、プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2受容体拮抗薬またはTh2サイトカイン阻害薬が用いられます。花粉の本格飛散期などの症状が強い時期には、これらの経口薬を2種類以上組み合わせたり、局所用剤を併用するなど、病型、重症度に応じて治療のステップアップをすることが重要です。一般的に、中等症以上の症状を有する場合には、第2世代抗ヒスタミン薬に加えて、鼻噴霧用ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬などの追加併用が勧められています。
 しかしながら実際は、このようなガイドラインに基づく併用療法が充分に利用されていないという現状もあり、現在の治療薬に対する患者さんの満足度は必ずしも高いとは言えません。治療満足度向上のためには、アレルギー性鼻炎の症状について医療者側から尋ね、適切に診断し、最適な治療を届けることが重要と考えられています。

 

提供 : 株式会社スズケン



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