→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成25年4月18日放送内容より スズケン

アレルギー性鼻炎治療用配合剤 フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン


藤田保健衛生大学 耳鼻咽喉科教授
内藤 健晴

icon フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠とは

 2013年2月に新たに発売されました、アレルギー性鼻炎治療剤、フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠(商品名:ディレグラ?配合錠)についてご説明します。

フェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリン

 本配合錠は、既に国内で汎用されている第2世代抗ヒスタミン薬の1つである、フェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ?)に、血管収縮作用を有するα交感神経刺激薬である塩酸プソイドエフェドリンを配合した本邦初の第2世代抗ヒスタミン薬の経口配合剤です。効能又は効果は、「アレルギー性鼻炎」ですが、効能又は効果に関連する使用上の注意として、「鼻閉症状が中等症以上の場合に本剤の使用を検討すること。」との記載があります。アレルギー性鼻炎治療薬において、効能又は効果の項目に“鼻閉”という表現が用いられたのは、本配合錠が初めてとなります。なお、用法及び用量は、「通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。」となっており、適応対象が12歳以上であること、また空腹時投与であることに注意が必要です。

icon フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠の作用機序

 この図は、アレルギー性鼻炎に対する本配合錠の作用機序を示しています。

メカニズム

 フェキソフェナジン塩酸塩は、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とする中枢抑制作用をきたしにくい第2世代抗ヒスタミン薬であり、即時相反応によるアレルギー性鼻炎の3大症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉)および眼のかゆみを改善します。また、遅発相反応では、好酸球が重要な役割を果たし、主に鼻閉の症状をきたすことが知られていますが、フェキソフェナジン塩酸塩は好酸球の血管内皮細胞への接着や好酸球の遊走を抑制するとともに、好酸球からのロイコトリエンの遊離を抑制することから、遅発相反応における鼻閉に対しても抑制効果が期待できます。
 一方、塩酸プソイドエフェドリンは、α交感神経を刺激して鼻粘膜の血管平滑筋を収縮させ、血流を減少させることにより鼻粘膜の充血や腫脹を軽減させる作用を有します。このため、即時相、遅発相にかかわらず、鼻閉に対して優れた改善効果を発揮します。
 本配合錠は、これら2つの有効成分がそれぞれ異なる機序を示し、1剤でくしゃみ、鼻汁のみならず、抗ヒスタミン薬単剤では効果の得られにくかった中等症以上の“鼻閉”をも速やかに改善する薬剤です。

 

提供 : 株式会社スズケン



前項へ 1 2 3 次項へ