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<スズケンDIアワー> 平成25年4月25日放送内容より スズケン

過活動膀胱治療薬 フェソテロジンフマル酸塩


東京女子医科大学東医療センター骨盤底機能再建診療部教授
巴 ひかる

icon 過活動膀胱(OAB)とは

過活動膀胱の診断

 過活動膀胱(overactive bladder:以下OAB)は2002年に、国際禁制学会において「尿意切迫感を必須とする症状症候群であり、通常は頻尿と夜間頻尿を伴い、切迫性尿失禁を伴うこともあれば, 伴わないこともある状態.」と定義されました。この病気の特徴は尿意切迫感で、尿意切迫感とは、尿が少し溜まっただけで、突然尿意を催し、一度尿意を感じると 我慢できずにトイレにかけ込むような症状です。このため、1日の尿量は正常な範囲、つまり1200mLから1800mL程度なのに頻繁にトイレに行くようになったり、我慢できなくて漏らしてしまう切迫性尿失禁を伴う場合もあります。

過活動膀胱(OAB)の有病率

 わが国では、日本排尿機能学会によりOABに関する疫学調査が行われ、40歳以上におけるOABの有病率は12.4%、8人に1人で、患者数は約810万人に及ぶことが推定されました。このうち、週1回以上の切迫性尿失禁を伴う症例が420万人あり、とくに女性では63.9%のOABで切迫性尿失禁を伴うこともわかりました。OABの有病率は年齢とともに高まるため、高齢化社会が進行するわが国では、今後患者が増加すると想定されます。OABは、排尿に関わる問題であるため、精神面への影響も大きく、患者の社会的活動・日常生活に対して大きな支障をきたし、患者の生活の質(QOL)を低下させることがわかっています。

 

提供 : 株式会社スズケン



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