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<スズケンDIアワー> 平成25年7月11日放送内容より スズケン

パーキンソン病治療薬 イストラデフィリン


花の舎病院 院長
近藤 智善

icon 試験成績から

ジスキネジアの状態別の1日平均オン時間の変化

 まず第3相試験・プラセボを対照とした無作為化二重盲検並行群間試験の結果です。対象は、L-DOPA治療中のウェアリング・オフ現象が発現している患者373例でした。患者は、プラセボ群、イストラデフィリン一日用量20mg群、40mg群の3群で、すでに投与されている抗パーキンソン病薬は維持し、それにイストラデフィリンを追加する形で試験されました。
 Primary end pointとして、日記帳を用いた一日の平均オフ時間の変化、Secondary end pointとして、オン時間におけるUPDRSパート3のスコアの変化、オフ時のUPDRSパート2のスコアの変化、ジスキネジアの発現時間などが比較されました。
 その結果ですが、まず、一日平均オフ時間の変化ですが、プラセボ群と比較してイストラデフィリン群の20mg服用群、40 mg服用群でオフ時間の有意な短縮が認められ、プラセボとの差は約0.7時間でした。またオン時間が延長されても苦痛を伴うようなジスキネジアが誘発されるようですと意味がないわけですが、このオン時間の延長は、苦痛を伴わないジスキネジアのオン時間の延長でした。

オン時のUPDRS part V スコアの変化

 オン時間のUPDRSパート3のスコアの変化の比較では、イストラデフィリン一日40mg服用群で、有意なスコアの低下がみられています。

オフ時のUPDRS part U スコアの変化

 そのほかオフ時のUPDRSパート2のスコアもイストラデフィリン一日40 mg服用群でスコアの改善がみられています。
 試験後に別に解析した、併用薬ごとの有効性に関する検討では、ドパミン作用を修飾するどの薬剤との組み合わせ併用でも効果が確認でき、イストラデフィリンの効果発現がドパミン作動性でないことを示唆する知見も得られています。

 次に1年間の長期服用試験成績についてお話します。

 

提供 : 株式会社スズケン



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