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<スズケンDIアワー> 平成25年7月18日放送内容より スズケン

話題の新薬2013


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 本日は、2012年後半に承認された新薬の中から、特に注目される品目についてお話ししたいと思います。

icon 慢性閉塞性呼吸器疾患治療薬;ホルモテロールフマル酸塩水和物

ホルモテロールフマル酸塩水和物の構造式

 この薬は、ホルモテロールフマル酸塩水和物を主体とした吸入薬で、粉末乾燥吸入器を用いて使用します。
 慢性気管支炎、肺気腫における気道閉塞障害による諸症状の寛解を目的とします。
 1回9?を1日2回、吸入投与します。副作用は3%に見られ、心臓疾患、呼吸器障害などです。


icon 慢性閉塞性呼吸器疾患治療薬:吸入用グリコピロニウム臭化物

グリコピロニウム臭化物の構造式

 次も同じく、慢性閉塞性呼吸器疾患の治療薬;吸入用グリコピロニウム臭化物についてお話しします。
 この薬は、長時間作用性の抗コリン気管支拡張薬で、1日1カプセルを1回、専用吸入器を用いて吸入します。副作用は6.2%に見られ、口内乾燥などです。


icon 慢性便秘症治療薬;ルビプロストン

ルビプロストンの構造式

 この薬は、プロストン誘導体でCIC−2クロライドチャネルを活性化することによって、水分分泌を促進し、便を和らげ、排便を促します。
 24?を1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与します。
 副作用は62%に見られ、下痢、悪心などです。

icon DPP−4阻害2型糖尿病治療薬;テレリグリプチン臭化水素塩酸水和物

テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物の構造式

 この薬は、初の日本オリジンのジペプチジルペプチダーゼ−4阻害薬で、活性型グルカゴン様ペプチド1の血中濃度を上昇させることにより、血糖依存的インスリン分泌促進、グルカゴン分泌抑制を来し、血糖を低下させます。
 適用は、食事療法、運動療法のみ、あるいはこれに加えてスルホニルウレアK薬剤またはチアゾリジン系薬剤を用いても十分な効果の得られない2型糖尿病です。
 1日1回20rを経口投与しますが、十分な効果が得られない場合には患者の容体を十分観察しながら、1日1回40rまで増量することが可能です。
 副作用は10%に見られ、低血糖などです。

 

提供 : 株式会社スズケン



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