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<スズケンDIアワー> 平成25年7月18日放送内容より スズケン

話題の新薬2013


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

icon 腎細胞がん分子標的治療薬;アキシニチブ

アキシチニブの構造式

 この薬は、血管内皮増殖因子受容体をターゲットとした選択的なチロジンキナーゼ阻害薬です。
 対象は、手術不能腎細胞がん、または転移性腎がんです。
 1回5rを1日2回、経口投与します。
 副作用は90%に見られ、下痢、高血圧などです。


icon がん疼痛治療薬;メサドン塩酸塩

メサドン塩酸塩の構造式

 この薬は、ジフェニルヘプタン誘導体で、オピオイド系μ受容体を介してがん疾患の疼痛を鎮静します。
 対象は、他の強オピオイド治療薬で効果の見られなかった中等度ないし高度の疼痛を伴う各種のがんの鎮静です。
 本薬の投与前に使用していた強オピオイド薬の用法・用量を勘案して、1日5〜15rを3回、経口投与します。
 副作用は76%に見られ、傾眠、悪心などです。


icon 加齢黄斑変性症治療薬;アフリベルセプト(遺伝子組換え)

アフリベルセプト(遺伝子組換え)の構造式

 この薬は、血管内皮増殖因子に対してすぐれた結合親和性を有する薬剤を目的として、ヒト免疫グロブリンG1のFcドメインと、ヒトVEGF受容体の細胞外ドメインを結合した遺伝子組換えの融合たんぱく質です。2r(0.05mL)を1カ月に1回、連続3回、硝子体に注入します。その後はメンテナンスとして2カ月に1回、2rを硝子体に注入します。副作用は49%に見られ、結膜出血などです。


icon グリシルサイクリン系抗菌薬;チゲサイクリン

チゲサイクリンの構造式

 この薬は、ESBL産生菌、アシネトバクターなどを含有したグラム陰性菌に対して強い抗菌作用を呈します。
 適用は深部皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷、熱傷及び手術創などの二次感染、びらん潰瘍の二次感染症、腹膜炎、胆のう炎などです。
 初回は、100rを30分〜60分かけて点滴静注し、その後は12時間ごとに50rを30分〜60分かけて点滴静注します。
 副作用は53%に見られ、悪心などです。


icon アミノグリコシド系抗菌薬;吸入用トブラマイシン

トブラマイシンの構造式

 この薬は、トブラマイシンの吸入用薬です。
 嚢胞性線維症における緑膿菌呼吸器感染症の症状改善を目的とし、1日2回、300rを28日間噴霧吸入し、その後、28日間休薬し、これを繰り返します。

 

提供 : 株式会社スズケン



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