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喉頭浮腫、副作用

シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(21)喉頭浮腫 [薬学の時間2010 , シリーズ重篤マニュアル]

2010/11/18(木) 18:20

薬学の時間
2010年10月14日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(21)喉頭浮腫
千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学教授
岡本 美孝

 喉頭はいわゆる「のどぼとけ」に相当する部位で、吸入した空気の気管への入口にあたり軟骨により囲まれています。内腔には声帯という唇状の隆起が左右にあり、息を吐きながら声帯を閉鎖、振動して発声しています。
 喉頭は呼吸、発声、嚥下時の下気道の保護といった重要な機能を持ち、複数の軟骨、靱帯からなる枠組みに筋肉、粘膜、さらに多くの神経や血管から構成されます。喉頭は、気管の直上に位置しますが、元来内腔が狭いため、軽度の閉塞も窒息の原因となってしまう危険があります。
 頚部、顔面、上気道に発生するいわゆる浮腫は多様な形をとり、組織の浮腫により、限局した部位の一過性の皮膚、粘膜下腫脹から、範囲が広がり全身反応へ移行していくものまで存在します。また、急速に発症し数時間で消失してしまうものから、2~3日持続するものもあります。この中に喉頭浮腫により呼吸困難が出現するもの、さらに進行して気道確保が必要となるものがあるのです。すなわち、喉頭の浮腫が注意すべきなのは、喉頭はせまく、粘膜のはれ(浮腫)により空気の通り道を障害してしまい、浮腫が強くなると窒息を生じてしまうからです。
 このような喉頭のはれは、感染や外傷などでも生じますが、医薬品によっても引き起こされます。代表的な医薬品としては、アンジオテンシン変換酵素阻害剤などの降圧剤、解熱消炎鎮痛薬、抗生物質やアレルギー疾患治療用抗原エキス、ワクチン、色素添加物などがあります。


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