薬学の時間
2009年4月2日放送分
「睡眠時無呼吸症候群 SAS」
虎の門病院睡眠センター長
成井 浩司
はじめに
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)は、文字通り睡眠中に呼吸停止が断続的に繰り返される病態である。大きくは、上気道の閉塞によって起こる閉塞型(Obstructive sleep apnea syndrome; OSAS)と、中枢からの呼吸ドライブの低下に伴って生じる中枢型に分けられるが、一般人口におけるSASは、ほとんど閉塞型である。
薬学の時間
2007年5月15日放送
「睡眠障害が及ぼす心身への影響」
秋田大学医学部神経運動器学講座教授
清水 徹男
睡眠障害は生活習慣病だけでなくうつ病のリスクを高める
健康増進法が制定され、従来の成人病という言葉は「生活習慣病」という言葉に置き換えられました。国民の三大死因である脳卒中、癌、心臓病などがそれです。なぜ、このような名称の変更がなされたのでしょう。
従来の成人病という言葉には、加齢の結果として必然的に生じる疾病というイメージがありました。それに対し、生活習慣病という言葉には、食事、運動、労働、喫煙、飲酒などの生活習慣の偏りが、疾病のリスクを高める病気という意味が込められています。生活習慣病を予防することは、個人の責任であるということを強調するための名称変更であるわけです。











