睡眠障害が及ぼす心身への影響 [薬学の時間]
2007/05/15(火) 00:00

薬学の時間
2007年5月15日放送
「睡眠障害が及ぼす心身への影響」
秋田大学医学部神経運動器学講座教授
清水 徹男

睡眠障害は生活習慣病だけでなくうつ病のリスクを高める
 健康増進法が制定され、従来の成人病という言葉は「生活習慣病」という言葉に置き換えられました。国民の三大死因である脳卒中、癌、心臓病などがそれです。なぜ、このような名称の変更がなされたのでしょう。
 従来の成人病という言葉には、加齢の結果として必然的に生じる疾病というイメージがありました。それに対し、生活習慣病という言葉には、食事、運動、労働、喫煙、飲酒などの生活習慣の偏りが、疾病のリスクを高める病気という意味が込められています。生活習慣病を予防することは、個人の責任であるということを強調するための名称変更であるわけです。


抗うつ薬による賦活症候群 [薬学の時間]
2006/12/12(火) 00:00

薬学の時間
2006年12月12日放送分
「抗うつ薬による賦活症候群」
杏林大学保健学部教授
田島 治

賦活症候群とはどのようなものか
 新規抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)は、今日ではうつ病や種々の不安障害の患者様の第1選択薬として、広く使用されております。有効で安全性に優れた「使いやすい」抗うつ薬という認識のもと、わが国でも精神科の専門医に限らず、一般の診療医にも広く用いられております。