がん治療を支える口腔ケア [薬学の時間]
2009/11/03(火) 00:00

薬学の時間
2009年11月3日放送分
「がん治療を支える口腔ケア」
静岡がんセンター歯科口腔外科部長
大田 洋二郎 

 こんにちは、静岡県立静岡がんセンターの大田洋二郎です。今日は、「がん治療を支える口腔ケア」というテーマで、がん化学療法に伴う口腔トラブルについて解説をいたします。


歯周病と血管疾患 [薬学の時間]
2008/10/09(木) 00:00

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薬学の時間
2008年10月9日放送分
「歯周病と血管疾患」
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯学系口腔病原微生物学分野教授
中山 浩次

歯周病は口腔内だけの疾患ではない
 口腔内の二大疾患は齲蝕と歯周病であり、一般歯科医院での治療はほとんどこの二つの疾患を対象にしています。齲蝕とは、歯に付着した細菌の代謝産物である酸によって、歯の硬組織のエナメル質、象牙質、およびセメント質が脱灰・破壊される疾患です。このところ、学童・生徒の齲蝕罹患率は年を追うごとに減少しています。一方、歯周病は歯の周りの組織が炎症を起こすことで始まり、最後には歯を支える歯槽骨が吸収され歯が脱落する疾患です。歯周病の症状には歯の周辺の溝が深くなる、いわゆる歯周ポケットの形成、歯肉からの出血の亢進、歯肉の退縮、歯間空隙の形成、歯槽骨の吸収があります。歯周病は生活習慣病の一つともいわれますが、基本的には歯の表面や歯周ポケット中にいる細菌によって引き起こされる疾患であることから、感染症の一つと考えられます。歯周病は現在、日本人における罹患率の最も高い感染症といっても過言ではなく、40歳以上の日本人の、40%以上の人が罹患しています。


口腔の知識―口内炎とステロイド軟膏 [薬学の時間]
2007/08/07(火) 15:33

薬学の時間
2007年8月7日放送
「口腔の知識―口内炎とステロイド軟膏」
兵庫医科大学歯科口腔外科学講座講師
岸本 裕充

はじめに
 古くから「口腔は全身の鏡」と言われ、診査・診断上とても重要な臓器であるとされているにもかかわらず、口腔の診査は軽視されがちです。歯肉や舌にもがんが発生しますが、胃がんや大腸がんのように透視や内視鏡の検査をしなくても、直接、「目で見て、指で触る」という簡単な方法で、かなり正確に診断することができます。


インプラント治療について [薬学の時間]
2006/12/14(木) 00:00

薬学の時間
2006年12月14日放送分
「インプラント治療について」
東京医科歯科大学大学院インプラント・口腔再生医学教授
春日井 昇平

歯を失った場合の三つの治療方法
 歯を失った場合、失った歯の部位にもよりますが、うまく噛めない、しゃべりにくい、見た目が悪いといった不具合が起きます。これらの不具合は放置しておいても生死にかかわるものではありませんが、食事や社会的コミュニケーションといった日々の生活に直結する不具合ですので、放置せずに治療を受けることが勧められます。