最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.270.271」 [薬学の時間]
2010/09/06(月) 16:14

薬学の時間
2010年8月17日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.270.271」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
高木 佐知子

 厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。本日は、本年6月30日に発刊いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」270号、7月28日に発刊いたしました271号から、主な掲載内容についてご紹介いたします。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(13)無顆粒球症 [薬学の時間]
2010/02/11(木) 00:00

薬学の時間
2010年2月11日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(13)無顆粒球症
早稲田大学理工学術院生命医科学教授
池田 康夫

はじめに
 本日は、薬剤投与によって引き起こされる無顆粒球症について、お話しいたします。
 無顆粒球症という疾患は、血液中の白血球のうち、体内で細菌を殺す重要な働きを持つ好中球、あるいは顆粒球ともいいますが、これが著しく減ってしまった結果、細菌に対する抵抗力が低下し、感染しやすくなった状態のことをいいます。甲状腺機能亢進症の治療に用いられる抗甲状腺薬、心筋梗塞など虚血性心疾患患者での血栓症の再発予防に用いられるチクロピジン、クロピドグレル、あるいは炎症性腸疾患や関節リウマチの治療に用いられるサラゾスルファピリジン、その他、消化性潰瘍治療薬、解熱消炎鎮痛薬、あるいは抗不整脈薬などの医薬品の副作用として見られることが多いといわれています。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(12)薬剤性貧血 [薬学の時間]
2010/01/19(火) 00:00

薬学の時間
2010年1月19日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(12)薬剤性貧血
早稲田大学理工学術院生命医科学教授
池田 康夫

はじめに
 本日は薬によって引き起こされる貧血、薬剤性貧血についてお話しいたします。
 まず、貧血の説明から始めたいと思います。貧血とは血液中の赤血球数やヘモグロビンの濃度が減少している状態をいいます。ヘモグロビンは赤血球の中にある蛋白質で、酸素を体の隅々に供給する役目をもっています。赤血球の数が十分にあっても、その中身であるヘモグロビン量が少ないと、酸素を十分に臓器に運べないことになります。そのため、貧血の定義は赤血球数ではなく、ヘモグロビンの濃度で決まっています。世界保健機構(WHO)では成人男性の場合、ヘモグロビン濃度13g/dL未満、成人女性の場合、12g/dL未満を貧血と定義しています。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.261、262」 [薬学の時間]
2009/12/31(木) 00:00

薬学の時間
2009年12月31日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.261、262」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
松井 豊

 みなさん、こんばんは。厚生労働省 医薬食品局 安全対策課でございます。
 本日は、本年9月29日に発刊いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」No.261及び10月28日に発刊いたしましたNo.262から、主な掲載内容について紹介いたします。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(11)出血傾向 [薬学の時間]
2009/12/17(木) 00:00

薬学の時間
2009年12月17日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(11)
「出血傾向」
早稲田大学理工学術院生命医科学教授
池田 康夫

はじめに
 薬剤に起因する出血傾向についてお話しいたします。まず、出血傾向とはどういう状態を指すかということからお話ししたいと思います。
 最も多いのは、体の複数の部位からの出血症状が見られる場合、例えば皮下出血斑の他に、口腔内出血、血尿、下血などがあるというものです。その次には採血した部位、あるいは抜歯の後、外傷を受けた後などになかなか血が止まらない、いわゆる止血困難があるというのもよく見られる状態です。手術創やドレナージからの異常な出血、あるいは過多月経、その他通常では見られない臓器への出血、例えば脳出血、肺出血などが出血傾向として見られることがあります。これらの出血傾向の原因として薬剤投与が考えられる場合が本日のお話です。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(10)再生不良性貧血 [薬学の時間]
2009/11/17(火) 00:00

薬学の時間
2009年11月17日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(10)
「再生不良性貧血」
早稲田大学理工学術院生命医科学教授
池田 康夫

はじめに
 本日は薬剤性の再生不良性貧血についてお話しします。
 再生不良性貧血というのは、末梢血での汎血球減少症と骨髄の低形成を特徴とする症候群であります。すなわち赤血球の減少、白血球の減少、血小板の減少があるわけですが、その血球減少の程度に応じて、貧血、出血症状、あるいは感染症になりやすいというような症状が出現します。この再生不良性貧血は軽症から最重症までに分類されますが、重症あるいは最重症再生不良性貧血は、致死的で非常に重篤な病気です。短期間に死亡するケースもございます。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.260」 [薬学の時間]
2009/10/29(木) 00:00

薬学の時間
2009年10月29日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.260」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
土井 研治

 みなさん、こんばんは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。本日は、本年8月26日に発刊いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」第260号から、主な掲載内容についてご紹介いたします。
 第260号では、1番目として「三環系、四環系抗うつ薬等と攻撃性等について」、2番目として「重要な副作用等に関する情報について」、3番目として「使用上の注意の改訂について」、4番目として「市販後調査の対象品目一覧」が掲載されています。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(9)急性肺損傷・急性呼吸窮迫症候群 [薬学の時間]
2009/10/15(木) 00:00

薬学の時間
2009年10月15日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(9)
「急性肺損傷・急性呼吸窮迫症候群」
信州大学内科学第一講座教授
久保 惠嗣

 本日は、シリーズ、重篤副作用対応マニュアル(9)、急性肺損傷、acute lung injury、ALI、ならびに急性呼吸窮迫あるいは促迫症候群、acute respiratory distress syndrome、ARDS、について話したいと存じます。
 最初に肺水腫について簡単に触れます。肺水腫は、肺血管外での異常な液体貯留、と定義されます。その発生には、大きく2つの機序があります。肺の毛細血管内圧の上昇により、漏出液が貯留する場合と肺の炎症などで毛細血管壁の透過性が亢進し、滲出液や細胞成分が貯留する場合です。前者の代表的な病態が左心不全に伴う肺水腫で、後者が透過性亢進型肺水腫です。透過性亢進型肺水腫の代表的疾患が、今日、お話するALI/ARDSです。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(8)間質性肺炎 [薬学の時間]
2009/09/17(木) 00:00

薬学の時間
2009年9月17日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(8)
「間質性肺炎」
信州大学内科学第一講座教授
久保 惠嗣

 本日は、シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(8)、間質性肺炎について話したいと存じます。
 薬剤の副作用に対し様々な安全対策が行われていますが、従来の対策は、個々の医薬品に着目し、発生した副作用を収集・評価し、臨床現場に添付文書の改訂などにより注意喚起する「警報発信型」、「事後対応型」が中心でした。
 今回の重篤副作用疾患別対応マニュアルは、重篤度などから判断して必要性の高いと考えられる副作用について、「予測型」、「予防型」の安全対策として、臨床現場の医師、薬剤師などの医療従事者のみならず、患者さんや一般市民の方も活用できる診断法、治療法などを包括的にまとめたものです。呼吸器疾患に関しては、間質性肺炎、気管支喘息、急性肺損傷(ALI)・急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の3疾患について作成されました。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.258,259」 [薬学の時間]
2009/08/27(木) 00:00

薬学の時間
2009年8月27日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.258,259」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
松井 豊

 皆さん、こんばんは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。本日は、本年6月に公表致しました「医薬品・医療機器等安全性情報」の第258号及び7月に公表致しました同第259号に掲載されました主な内容について、ご紹介致します。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(7)薬剤性パーキンソニズム [薬学の時間]
2009/08/13(木) 00:00

薬学の時間
2009年8月13日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(7)
「薬剤性パーキンソニズム」
東京医科歯科大学脳神経病態学教授
水澤 英洋

 パーキンソニズムとは、パーキンソン症候群とも言われ、パーキンソン病の時に見られる症状、あるいはそれらを呈する疾患の総称です。したがって、薬剤性パーキンソニズムとは、薬剤によって生じたパーキンソン病類似の症状あるいはその病態ということになります。関連するものとして薬剤によって体が勝手に動いてしまう不随意運動も生じますが、ここでは立ち入らないことにします。


厚生労働省アワー「医薬品による健康被害救済制度について」 [薬学の時間]
2009/07/30(木) 00:00

薬学の時間
2009年7月30日放送分
厚生労働省アワー「医薬品による健康被害救済制度について」
厚生労働省医薬食品局総務課
上村 浩代

 みなさんこんばんは。厚生労働省医薬食品局総務課医薬品副作用被害対策室の上村と申します。本日は、医薬品の副作用により健康被害を受けた方に対する救済の仕組みについてお話をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

はじめに 
 医薬品は、国民の生命や健康を守るために欠かせないものです。そのため、その有効性と安全性が確保されていなければなりません。しかし、その使用に当たり万全の注意を払ってもなお副作用の発生を防止できない場合があります。また、生物由来製品についても、最新の科学的な情報を基に安全対策が講じられたとしても、感染被害のおそれを完全になくすことはできません。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(6)白質脳症 [薬学の時間]
2009/07/21(火) 00:00

薬学の時間
2009年7月21日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(6)
「白質脳症」
東京医科歯科大学脳神経病態学教授
水澤 英洋

 まず、白質脳症とは何か、ということから説明いたします。大脳にはその表層である皮質と、最も深いところにある基底核や視床に、神経細胞体があり、肉眼的に灰色に見えることから、灰白質と呼ばれています。この灰白質以外のところは、神経細胞体からでる軸索という繊維状の突起から構成されており、肉眼的に白く見えることから白質と呼ばれます。白質脳症とは、この大脳の白質が主に障害される病態を意味します。原因として、様々なものがありますが、その1つに薬物の副作用があり、本日はその薬物性白質脳症についてお話を進めて参ります。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.257」 [薬学の時間]
2009/06/30(火) 00:00

薬学の時間
2009年6月30日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.257」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
瀬戸 宏格

 皆さん、こんばんは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。本日は、本年5月に発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」の第257号に掲載されました主な内容について、ご紹介致します。
 第257号では、1番目として、「自動体外式除細動器の適切な管理等の実施について」、2番目として、「ナプロキセン他7件の使用上の注意の改訂について」、3番目として、「市販直後調査の対象品目一覧」が掲載されております。それでは、それぞれについてご説明させて頂きます。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(5)非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作 [薬学の時間]
2009/06/16(火) 00:00

薬学の時間
2009年6月16日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(5)
「非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作」
埼玉医科大学呼吸器内科講師
中込 一之

 埼玉医科大学呼吸器内科、中込と申します。本日は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による喘息発作の話をしたいと思います。
 アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息)とは、NSAIDsの投与によって誘発される喘息のことです。重要なことは、すべての喘息患者でNSAIDsの投与によって喘息が誘発されるものではなく、喘息患者全員がNSAIDsはダメということではありません。NSAIDsで喘息が誘発される患者は、成人喘息患者の約10%と考えられています。もう一つ重要なことは、アスピリン喘息はNSAIDs全般の投与で起こるもので、単一NSAIDsに対するアレルギーではないということです。ある一つのNSAIDsで発作がでた場合、他のNSAIDsなら大丈夫ということはありません。


転倒に注意すべき薬剤 [薬学の時間]
2009/06/02(火) 00:00

薬学の時間
2009年6月2日放送分
「転倒に注意すべき薬剤」
東京大学医学部附属病院 薬剤部 薬品情報主任
大野 能之

はじめに
 転倒は高齢者において重大な有害事象の一つであり、わが国の在宅高齢者における年間の転倒発生率は約15~20%にも及ぶことが報告されています。施設入居の高齢者における転倒発生率は約10~40%と幅がありますが、これは、入居している高齢者の健康度や自立度、施設の転倒防止対策の取り組みなどの違いが影響していると考えられます。そして、高齢者の転倒では6%程度が骨折をきたし、大腿骨頚部骨折は1%程度に発生していると推定されています1)。


シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(4)偽アルドステロン症 [薬学の時間]
2009/05/19(火) 00:00

薬学の時間
2009年5月19日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(4)
「偽アルドステロン症」
京都大学内分泌・代謝内科学教授
中尾 一和

偽アルドステロン症とその原因
 偽アルドステロン症とはどのような病気であるかということを、最初に簡単にご紹介しておきたいと思います。アルドステロンは副腎から分泌されるホルモンで、主に腎臓に働いて、体内に食塩と水をため込み血圧を上昇させ、カリウムの排泄を促すホルモンとして知られています。このホルモンの作用が過剰に発揮された結果、高血圧、浮腫、カリウム喪失などを起こす病気の総称がアルドステロン症と呼ばれています。偽アルドステロン症は、血液中のアルドステロンが増えていないのに、アルドステロン症の症状を示す病気です。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.255、256」 [薬学の時間]
2009/04/30(木) 00:00

薬学の時間
2009年4月30日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.255、256」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
野坂 佳伸

はじめに
 みなさま、こんにちは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。
本日は本年2月、3月に安全対策課から発行しました「医薬品・医療機器等安全性情報」の255、256号の主な内容について、ご紹介させていただきます。


シリーズ 重篤副作用疾患別対応マニュアル(3)横紋筋融解症 [薬学の時間]
2009/04/16(木) 00:00

薬学の時間
2009年4月16日放送分
シリーズ重篤副作用疾患別対応マニュアル(3)
「横紋筋融解症」

東京医科歯科大学脳神経病態学教授
水澤 英洋

はじめに
 横紋筋融解症とは、骨格筋の細胞が融解・壊死することにより、筋肉の痛みや脱力などを生じる状態をいいます。その際、血液中に流出した大量のミオグロビンにより、腎臓の尿細管が障害され急性腎不全を引き起こすことがあります。また、まれには呼吸筋が障害され呼吸困難になる場合があり、注意が必要です。


シリーズ 重篤副作用疾患別対応マニュアル(2)スティーブンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症 [薬学の時間]
2009/03/19(木) 00:00

薬学の時間
2009年3月19日放送分
シリーズ 重篤副作用疾患別対応マニュアル(2)
「スティーブンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症」
愛媛大学皮膚科学教室教授
橋本 公二

はじめに
 Stevens-Johnson syndromeスティーブンス・ジョンソン症候群(以下SJSと略します)とtoxic epidermal necrolysis中毒性表皮壊死症(以下TENと略します)、この二つの疾患は、薬剤性過敏症症候群(DIHS)と並ぶ代表的な重症薬疹です。その特徴として、皮膚の剥離、すなわち皮膚が剥がれることがあげられ、重症の場合は全身の皮膚が剥がれて重症のやけどのようになります。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器安全性情報No.253、254」 [薬学の時間]
2009/02/26(木) 00:00

薬学の時間
2009年2月26日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器安全性情報No.253、254」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
野坂 佳伸

はじめに 
 みなさま、こんにちは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。
 本日は、昨年12月、本年1月に安全対策課から発行しました「医薬品・医療機器等安全性情報」のNo.253、254の主な内容について、御紹介させていただきます。
 まずは、253号から紹介します。253号では、
1.使用上の注意の改訂について(その202)
2.市販直後調査の対象品目一覧
について掲載されています。簡単に説明させていただきます。


シリーズ 重篤副作用疾患別対応マニュアル(1)薬剤性過敏症症候群 [薬学の時間]
2009/02/12(木) 00:00

薬学の時間
2009年2月12日放送分
シリーズ 重篤副作用疾患別対応マニュアル(1)
「薬剤性過敏症症候群」
愛媛大学皮膚科学教室教授
橋本 公二

DIHSは原因薬剤投与中止後も進行・再発を繰り返す特異な薬疹
 本日は、薬剤性過敏症症候群(DIHS)についてお話ししたいと思います。
 DIHSはdrug-induced hypersensitivity syndromeの頭文字をとったもので、当初hypersensitivity syndromeという名称が使われていましたが、hypersensitivity syndromeの名称があいまいであること、薬剤性ということを明確にしようということ、またヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)の再活性化を伴うという疾患概念を強調しようということ、などの理由により8年ほど前に、我々が提唱したものです。現在では本邦のみならず、海外でも使われるようになっています。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.251、252」 [薬学の時間]
2008/12/30(火) 00:00

薬学の時間
2008年12月30日放送分
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.251、252」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
野呂 拓也

医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度
 みなさん、こんばんは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。本日は本年10月及び11月に発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」の第251号及び第252号に掲載されました主な内容について、ご紹介いたします。
 始めに、第251号から、「医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について」をご紹介いたします。 


高齢者の暮らしから薬をアセスメントする手法 [薬学の時間]
2008/12/09(火) 00:00

薬学の時間
2008年12月9日放送分
「高齢者の暮らしから薬をアセスメントする手法」
日本薬剤師会職能対策委員会高齢者・介護保険等検討会委員
川添 哲嗣

高齢者の薬物治療への副作用チェック
 代謝・排泄の能力が落ちている高齢者の場合、副作用の出る確率は若年層に比べかなり高くなります。老年医学会の報告によると60歳未満と70歳以上では、薬物有害作用発現率に倍近い差が出るそうです。ですから高齢者の薬物治療においては、薬剤師は油断することなく、副作用チェックをしていく必要があると言えます。


重篤副作用疾患別対応マニュアルの活用事例 [薬学の時間]
2008/11/13(木) 00:00

薬学の時間
2008年11月13日放送分
「重篤副作用疾患別対応マニュアルの活用事例」
虎の門病院薬剤部長
林 昌洋

重篤副作用回避マニュアルの活用方法
 医療現場に勤務する薬剤師にとって、重篤副作用回避マニュアルの活用方法として、大きく分けて三つの場面が考えられるのではないでしょうか。第一は、外来調剤に際して、自宅で服薬する患者さんに、服薬中の注意点を説明して、安全面での自己管理を支援する際の利用が考えられます。第二として、一般用の医薬品の販売に際して、患者の症状と持病で使用中の薬剤による副作用の判別を行う必要がありますが、ここでの重要な情報源としての利用が考えられます。第三として、薬剤師自らが担当する患者さんに副作用が発現していないか副作用をモニタリングし、病状の経過と副作用を判別する際の利用、この三つが考えられます。


重篤副作用疾患別対応マニュアルの活用法 [薬学の時間]
2008/11/11(火) 00:00

薬学の時間
2008年11月11日放送分
「重篤副作用疾患別対応マニュアルの活用法」
虎の門病院薬剤部長
林 昌洋

薬剤師業務の変遷
 薬剤師が医薬品の適正使用や薬物療法中の患者さんへ、直接貢献することを求められる機会が増えてきています。薬剤師は、伝統的な薬剤業務として、医薬品の供給管理、毒薬・麻薬等の法令に基づく管理、処方箋に基づく正確な調剤、処方に関する疑義照会、患者自身による服薬の支援、薬歴の管理などを実践してきています。近年、こうした薬剤業務に加えて、一人ひとりの患者さんの薬物療法の安全性と有効性の確保、そして薬物療法の真の目的である疾病の治癒、あるいは患者QOLの向上に、責任ある行動を求められるようになってきています。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.247、248、249より」 [薬学の時間]
2008/08/28(木) 17:53

薬学の時間
2008年8月28日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.247、248、249より」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
鈴木 麻衣子

はじめに
 みなさん、こんばんは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。
 本日は、本年6月、7月および8月に発行した「医薬品・医療機器等安全性情報」の第247号、248号、249号から主な内容についてご紹介します。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.246」 [薬学の時間]
2008/06/26(木) 15:33

薬学の時間
2008年6月26日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.246」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
野呂 拓也

使用上の注意の改訂について
 厚生労働省医薬食品局安全対策課です。本日は、本年5月に発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」第246号に掲載されました主な内容について、ご紹介いたします。第246号では、「使用上の注意の改訂について(その196)」「重篤副作用疾患別対応マニュアルについて」「妊娠と薬情報センター事業における協力病院の拡大について」を掲載しています。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.245」 [薬学の時間]
2008/04/29(火) 14:35

薬学の時間
2008年4月29日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.245」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
野坂 佳伸

はじめに
 みなさま、こんにちは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。
 本日は、本年3月に安全対策課から発行しました「医薬品・医療機器等安全性情報」No.245の主な内容について、ご紹介させていただきます。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.242、243」 [薬学の時間]
2008/02/28(木) 20:16

薬学の時間
2008年2月28日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.242、243」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
川嶋 実

「医薬品・医療機器等安全性情報」No.242から
 みなさん、こんにちは。厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。
 今日は、昨年12月と本年1月に、安全対策課から発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」のNo.242とNo.243から、主な内容をご紹介いたします。
 まず、No. 242では、重要な副作用等に関する情報、使用上の注意の改訂について(その192)、市販直後調査の対象品目一覧について掲載しています。以下、順にお話します。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.241」 [薬学の時間]
2007/12/27(木) 18:24

薬学の時間
2007年12月27日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.241」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
鶏内 さつき

はじめに
 厚生労働省医薬食品局安全対策課でございます。本日は、本年11月に安全対策課から発行した「医薬品・医療機器等安全性情報第241号」から、主な内容をご紹介します。一つ目は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページに新たに掲載する「総合機構(PMDA)医療安全情報」について、二つ目は、塩酸アミオダロンの重要な副作用について、三つ目は、プラリドキシムヨウ化メチル等の使用上の注意の改訂についてご紹介します。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.239.240より 重要な副作用等に関する情報ほか」 [薬学の時間]
2007/10/30(火) 17:02

薬学の時間
2007年10月30日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.239.240より 重要な副作用等に関する情報ほか」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
冨田 梓

アルテプラーゼ、塩酸オキシコドン水和物、メロペネム三水和物の使用上の注意の改訂
 厚生労働省医薬食品局安全対策課です。本日は、本年8月および9月に発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」の第239号、240号についてご紹介いたします。第239号からは、遺伝子組換え製剤アルテプラーゼ、塩酸オキシコドン水和物、メロペネム三水和物に関する使用上の注意の改訂について、第240号からは、平成18年度のインフルエンザワクチンによる副作用の報告等を中心にご紹介いたします。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.238」 [薬学の時間]
2007/08/30(木) 15:56

薬学の時間
2007年8月30日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.238」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
川嶋 実

はじめに
 みなさん、こんにちは。厚生労働省医薬食品局安全対策課です。
 今日は、本年7月に、安全対策課から発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」のNo.238から、主な内容をご紹介いたします。No. 238では、「重要な副作用等に関する情報」「使用上の注意の改訂について(その188)」「市販直後調査の対象品目一覧」について、掲載しています。以下、順にお話します。


厚生労働省アワー「健康被害救済について」 [薬学の時間]
2007/07/31(火) 00:00

薬学の時間
2007年7月31日放送分
厚生労働省アワー「健康被害救済について」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
松尾 友利香

昭和30年代の副作用事件が制度創設のきっかけ
 本日は、医薬品副作用被害救済制度についてご紹介いたします。
医薬品は、今日医療上必要不可欠なものとして国民の皆様の生命、健康の保持増進に大きく貢献していることは改めて言うまでもありません。
 他方、医薬品は有効性と安全性のバランスの上に成り立っているものであり、副作用の予見可能性には限度があることなど医薬品のもつ特殊性から、その使用に当たって万全の注意を払ってもなお発生する副作用を完全に防止することは、現在の科学水準をもってしても非常に困難であるとされています。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.236、237」 [薬学の時間]
2007/06/28(木) 10:47

薬学の時間
2007年6月28日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.236、237」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
野呂 拓也

チクロピジン塩酸塩製剤とTAXUSエクスプレス2ステントの市販後安全対策
 厚生労働省医薬食品局安全対策課です。本日は本年5月および6月に発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」の第236号および第237号に掲載されました内容について、ご紹介いたします。


重篤副作用疾患別対応マニュアル [薬学の時間]
2007/03/01(木) 16:29

薬学の時間
2007年3月1日
「重篤副作用疾患別対応マニュアル」
虎の門病院薬剤部長
林 昌洋

はじめに
 既にご覧になった先生方もいらっしゃることと思いますが、厚生労働省の重篤副作用疾患総合対策事業の第一段階として、平成18年11月に、「重篤副作用疾患別対応マニュアル」が医薬品医療機器総合機構の情報提供ホームページに公開されました。
 これは、厚生労働省の安全対策としても、我々医療現場に勤務する薬剤師にとっても、薬物療法の安全確保にとって「新たな」そして「大きな」前進といえます。
 本日は、厚生労働省の重篤副作用総合対策検討会の委員として、また本マニュアル作成ワーキンググループにおいて作成に携わった立場から、このマニュアル作成の方針と内容について紹介します。


最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.231~No.233」 [薬学の時間]
2007/02/27(火) 16:26

薬学の時間
2007年2月27日放送
最近の副作用情報から「医薬品・医療機器等安全性情報No.231~No.233」
厚生労働省医薬食品局安全対策課
大竹 詠子

タクロリムス水和物とゲフィチニブの副作用情報(第231号)
 厚生労働省医薬食品局安全対策課です。本日は、昨年12月以降、安全対策課より発行いたしました「医薬品・医療機器等安全性情報」の第231号、232号、および233号に掲載された「重要な副作用等に関する情報」を中心に、改訂の概要をご紹介いたします。
 「医薬品・医療機器等安全性情報」第231号についてご説明します。


副作用として「排尿障害」が報告されている薬剤 [薬学の時間]
2007/02/06(火) 00:00

薬学の時間
2007年2月6日放送分
副作用として「排尿障害」が報告されている薬剤
NTT東日本関東病院薬剤部長
折井 孝男

下部尿路とその機能
 従来、排尿障害として分類されていた疾患が、2002年の国際禁制学会の用語委員会報告において、下部尿路の異常を「下部尿路機能障害」と新たに定義がなされました。この下部尿路機能障害は、日常の行動に支障を来し患者のQOLを低下します。下部尿路機能障害は、現在の高齢化社会において、患者数の増加は明らかです。しかしながら、患者の疾患に対する理解度、治療の参画については、決して満足できるものではありません。