痛みのない心筋梗塞 [薬学の時間]
2009/01/06(火) 00:00

薬学の時間
2009年1月6日放送分
「痛みのない心筋梗塞」
国立国際医療センター循環器科医長
樫田 光夫

糖尿病により発症する「痛みのない心筋梗塞」
 急性心筋梗塞は、心臓の周りを冠状に流れ、心臓の筋肉に酸素や栄養を送る冠動脈が、突然血栓で詰まることで発症します。発症すると心室細動などの重症不整脈を生じることもあり、病院にたどり着く前に20~30%の方が死亡する、突然死の原因となる病気です。このような突然死を少しでも減らそうと、街角にAEDと呼ばれる除細動器が設置されるようになってきました


心不全の疾病管理 [薬学の時間]
2007/06/07(木) 18:58

薬学の時間
2007年6月7日放送
「心不全の疾病管理」
北里大学医学部循環器内科学教室教授
和泉 徹

慢性心不全は繰り返すほど重症になる
 今日は慢性心不全の疾病管理についてお話をしたいと思います。
 現在、日本は本格的な長寿社会に突入しております。特に2005年の11月以降、少子高齢化の段階に入りました。これは今後50年、65歳以上の人口比率が18%から徐々に高まり、2050年には38%に及ぶという推計のもとに今後の医療を組み立てていかなければならないことを示しております。


心不全の在宅医療について [薬学の時間]
2007/03/06(火) 00:00

薬学の時間
2007年3月6日
「心不全の在宅医療について」
高知大学医学部老年病科助教授
西永 正典

増加する高齢者の心不全
 先進諸国では高齢の心不全患者数が著しく増加し、今や高齢者の心不全は医学領域にとどまらず、社会・経済問題にまで及んでいます。米国では、約500万人が心不全に罹患、毎年55万人が新たに発症し、特に高齢者では、その頻度は1,000人に10人程度にも達しているといわれています。さらにこの20年間で心不全による入院数は2.65倍、死亡数は2.48倍に増加しました。最近の米国フラミンガム心臓研究の報告によると、医学、薬学の発達に伴い心不全発症後の死亡率は過去50年間で約3分の1に低下したとのことです。しかし、それは、逆に高齢者の心不全患者数や入院数が増加したことを意味します。