音楽療法士-音楽療法の役割、現状、問題点 [薬学の時間]
2007/03/08(木) 16:34

薬学の時間
2007年3月8日放送
「音楽療法士-音楽療法の役割、現状、問題点」
岐阜県音楽療法研究所所長
門間 陽子

はじめに
 日本での音楽療法的活動は、精神科の医者の手によって、精神病院から始まったといわれています。教育界では水上生活をしていた子供たちと、福祉では障害者との音楽の発表会が音楽家の手で行われていました。音楽療法という体系化された考え方が海外から入ってきたのは昭和40年代になってからですが、宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』に見られるように、「気分と同質の音楽を使うこと」や「振動によって体調が改善した」という考えは、昭和初め頃の日本にすでにあったようです。