肥満と肝疾患の関係について [薬学の時間]
2007/07/10(火) 00:00

薬学の時間
2007年7月10日放送
「肥満と肝疾患の関係について」
久留米大学先端癌治療研究センター肝癌部門教授
上野 隆登

非アルコール性脂肪性肝疾患の特徴
 本日は肥満と肝疾患の関係についてお話しいたします。
 近年、欧米をはじめ、本邦を含むアジア諸国では生活習慣の欧米化に伴い成人の肥満者が増加しております。ちなみに本邦では、体重をメートルに換算した身長の2乗で除した値が25以上を肥満と定義されておりますが、男性では働き盛りの30歳代から、女性では50歳代から肥満者の増加が見られます。肥満者の割合をみますと、男性では30歳から70歳、女性では60歳以上で約3割を占めています。さらに、本邦では肥満学童がこの30年間で約3倍に増加しており、小学校高学年では学童の約1割を占めています。