卵摂取と心筋梗塞発症の関連 [薬学の時間]
2007/10/04(木) 16:39

薬学の時間
2007年10月4日放送
「卵摂取と心筋梗塞発症の関連」
京都女子大学家政学部生活福祉学科教授
中村 保幸

鶏卵のコレステロールは心筋梗塞発症に影響を与えるのか
 鶏卵の卵黄は多量のコレステロールを含んでいて、鶏卵を1個食べると約250mgのコレステロールを摂取することになります。このため栄養指導では鶏卵摂取は制限されています。たとえば米国のガイドラインでは1日の食事由来コレステロール摂取を300mg未満にすべきだとしていますので、鶏卵は週に2個までに控えるように推奨しています。食事摂取を完全にコントロールした代謝病棟での研究では、食事摂取による飽和脂肪酸と共に食事コレステロールが血清コレステロール値を上昇させる主要因子であるとの報告があり、鶏卵摂取が1日1個増えると血清総コレステロール値が5~6mg/dL上昇するという経験式が示されています。