増加する成人の百日咳 [薬学の時間]
2007/12/13(木) 00:00

薬学の時間
2007年12月13日放送
「増加する成人の百日咳」
国立感染症研究所感染症情報センター主任研究官
安井 良則

百日咳の症状と治療
 本日は百日咳のお話をします。百日咳とは、好気性のグラム陰性桿菌である百日咳菌(Bordetella pertussis)の感染を原因とする急性の呼吸器感染症です。特有のけいれん性の咳発作である痙咳発作を特徴としており、母親からの移行抗体が有効に働かないために乳児期早期から罹患する可能性があり、ことに生後6カ月以下では死に至る危険性がある疾患です。