専門薬剤師制度の動向について [薬学の時間]
2009/05/05(火) 00:00

薬学の時間
2009年5月5日放送分
「専門薬剤師制度の動向について」
国立がんセンター東病院薬剤部長
遠藤 一司

はじめに
 本日は、日本病院薬剤師会が認定している専門薬剤師および薬物療法認定薬剤師についてお話しします。
 現在、日本病院薬剤師会が認定している専門的な薬剤師の制度として、専門薬剤師と認定薬剤師があります。その領域は、「感染制御」「がん」「精神科」「妊婦と授乳婦」「HIV感染症」があります。


日本における小児HIV感染症 [薬学の時間]
2008/05/15(木) 00:00

薬学の時間
2008年5月15日放送分
「日本における小児HIV感染症」
大阪市立総合医療センター小児医療センター小児救急科部長
外川 正生

HIVの母子感染を防ぐために
 本日は、現在の日本において、最も患者数の少ない病気の一つである子供のHIV感染症についてお話します。
 HIV感染症とAIDS患者の数が、現在の日本国内でどれくらいアウトブレークしているのかということは専門病院の外ではなかなかわかりにくいことです。まして母子感染による小児HIV感染症あるいは小児エイズとなると極めて少なく、エイズ動向委員会報告で累積49人、厚労省科学研究費稲葉班調査で42人に過ぎません。したがいまして、一般の小児科医が遭遇する機会は極めて乏しいといわざるを得ません。小児HIV感染者は乳幼児期にAIDSを発症する確率の高いことが知られていますが、その一方では無症状のまま10代を迎える群もあり、感染者の実数が把握しにくい点は無症候期の成人と同じなのであります。