食習慣とがん [薬学の時間]
2008/06/10(火) 15:16

薬学の時間
2008年6月10日放送
「食習慣とがん」
国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長
津金 昌一郎

食習慣はがんの発生に深くかかわっている
 本日は、食習慣とがんについて、疫学研究の結果からも確認されていることをお話いたします。疫学研究というのは、ヒト集団を対象に行われる調査をもとにした分析による研究で、ここから得られる証拠はエビデンスと呼ばれています。ある薬剤の薬理的な動態がマウスを使った動物実験で確認されたとしても、ヒトでは必ずしもそうならないことがあります。そのようなことがあるので、動物実験で確認された結果だけでは、ヒトに応用することはできません。がん予防でもまったく同じですので、エビデンスが揃った知見を中心にお話をします。