疲労と微熱の関係 [薬学の時間]
2008/08/14(木) 17:37

薬学の時間
2008年8月14日放送
「疲労と微熱の関係」
九州大学大学院医学研究院心身医学准教授
岡 孝和

心理的ストレスにより体温は上昇する
 慢性的に過労状態が続くと微熱を生じる人がいます。病院に行って検査を受けても異常がないといわれ、解熱薬を飲んでも効かない。今日は、このようなストレス性に生じる微熱についてお話します。
 最初に、感染症や炎症性疾患にかかった時の発熱の機序について説明したいと思います。私たちは風邪をひいた時、熱が出て、疲労倦怠感を感じます。さらに体じゅうのあちらこちらが痛み、食欲が落ち、寝込んでしまうなど、様々な症状を生じますが、これらの多彩な症状は炎症性サイトカインによってもたらされます。