学薬アワー「薬物乱用防止教室の連携について」 [薬学の時間]
2009/12/29(火) 00:00

薬学の時間
2009年12月29日放送分
学薬アワー「薬物乱用防止教室の連携について」
岩手県薬剤師会くすりの情報センター課長補佐
髙橋 菜穂子

 近年、大相撲の力士や有名大学の学生、教職員、公務員、有名タレントなどの薬物乱用事件が大きく報道され、薬物が年齢や職業を問わず一般市民の間に広がってきていることを痛感させられました。
 わが国における薬物事犯は、その約8割が覚せい剤によるものです。1997年(平成9年)をピークとする「第三次覚せい剤乱用期」は、いまだに終息していない状況にあります。2008年(平成20年)の統計によれば、薬物事犯の検挙者数は14,000人台、このうち覚せい剤事犯が約11,000人台です。前年に比べて検挙数こそ多少減少しているものの、押収量は前年を上回っており、依然深刻な状況が続いています。


大麻について [薬学の時間]
2009/10/13(火) 00:00

薬学の時間
2009年10月13日放送分
「大麻について」
九州保健福祉大学薬学部教授
山本 郁男

 みなさん、今晩は。九州保健福祉大学薬学部の山本郁男と申します。
 今日は、現在、覚せい剤とともに二大乱用薬物といわれている「大麻」、主にその毒性を中心にお話しします。
 周知のように大麻は、「大麻取締法」という法律によって厳重にその使用が禁じられています。にもかかわらず、大麻乱用は増加の一途をたどり、大きな社会問題ともなっています。この薬物乱用防止は、薬剤師の大きな仕事でもあります。薬物乱用とは医薬品を医療目的ではなく、別の用途で用いたり、不正に使用することをいいます。