合成麻薬MDMAの精神依存と神経毒性 [薬学の時間]
2010/04/21(水) 18:00

薬学の時間
2010年3月9日放送分
合成麻薬MDMAの精神依存と神経毒性
名城大学薬学部薬品作用学研究室博士研究員
毛利 彰宏

 多くの依存性薬物は芥子の実からヘロイン,コカの葉からコカインなど天然物から抽出されたものです.一方,化学合成により作成された依存性薬物は合成麻薬と呼ばれます.有名なものとしては3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン (MDMA)があります.MDMAは1912年にメルク社により食欲抑制薬として開発され,1970年代からアメリカにおいて心的外傷後ストレス障害の治療に用いられていました.