排便障害の病態と疾患 [薬学の時間]
2010/06/29(火) 15:35

薬学の時間
2010年6月10放送分
排便障害の病態と疾患
山王病院外科/国際医療福祉大学准教授
高尾 良彦 

 前回の排尿障害に続いて、今日は排便障害の病態と疾患についてお話しします。排尿と排便は、どちらも貯留する臓器の働きに腹圧や骨盤底筋が協調して働いて排泄するという生理的な現象ですので、排尿障害と排便障害には共通する病態が数多く存在します。一方、その排泄する内容が液体と半固形物である差や、貯留する臓器が排尿が袋状の膀胱に対して、排便は長い筒状の腸管であるなど基本的な要素が異なっているために排尿障害に比べると排便障害の方が多少複雑になっていて病態や疾患がそのまま対比できないこともあります。